新着情報 刀剣
刀
Jul 7, 2025
商品 No.
KA-0731
銘
無銘(綾小路)
刃長
2尺 0寸 9分 2厘 / 63.40 cm
時代
鎌倉時代中期
国
山城国
鑑定書
重要刀剣
説明
本作は平成15年(2003年・第49回)指定重要刀剣。綾小路に極められた大磨上無銘の刀。綾小路(あやのこうじ)は鎌倉時代中期の文永(1264)頃、京都の綾小路に居住していた定利を始祖とする刀工群。在銘で現存するものは定利・定吉のみ。作風は、古雅で身幅が狭く優美な反りの強い太刀姿。刃文は小沸本位の小乱れ、小丁子、小互の目が連れて交じる。鍛えは板目やや肌立つ。本作は、乱れが間近く複雑に、且つ小模様に乱れ、所々焼頭に小さな飛焼きや湯走り風が点続し、帽子は掃き掛けて沸崩れるなど、綾小路の典型的な作風を示している。
価格
4,000,000円
刀
Jul 9, 2025
商品 No.
KA-0733
銘
長嶌義勝鍛之
裏銘
慶應二二戊辰年三月日
刃長
2尺 2寸 9分 0厘 / 69.40 cm
時代
国
常陸国水戸
鑑定書
特別保存刀剣
説明
長島義勝は勝村徳勝門人。正勝、長勝らと共に師徳勝の鍛刀協力者として活動した。本作は、小板目よく詰んだ地鉄に焼高く丁子交じりの互の目乱れ刃文で華やか。刃文には小沸よく付いて匂口深く足入り葉頻りに入る。また茎の鑢目太く、師徳勝が秘伝書を授けられたという細川正義の作風・茎仕立てであることから、本刀工の義勝は大師匠である細川正義の影響を受けていたであろう。地刃共に健全。本作は「銕の意匠-水戸刀と刀装具の名品-」・「鋼と色金-茨城の刀剣と刀装-」所載。2019年特別保存刀剣審査合格。
価格
1,200,000円
刀
Jul 16, 2025
商品 No.
KA-0732
銘
越後守包貞
裏銘
寛文九年二月日
刃長
2尺 4寸 7分 2厘 / 74.90 cm
時代
外装
拵付
国
摂津国
鑑定書
特別保存刀剣
説明
二代包貞は初代越後守包貞に学び、その跡目を継ぎ、初め越後守包貞を名乗っていたが、初代の実子が成人すると、越後守包貞の名を譲り、自らは坂倉権之進照包と銘した(延宝八年1680)。作風は助廣に倣った濤乱や互の目乱れなど多いが、稀に大湾れや直刃の作も見られ、そのいずれの作柄でも、匂が深く沸のよく付いた、匂口が明るい出来となる。本作は均整が取れた2尺4寸6分半の長寸。鍛が精良で優れ、二代包貞の得意とした濤乱風の大互の目乱れ。匂口が明るく冴えて焼刃に矢筈風の刃や、片山乱れと称する同工独特の刃形が見られ、飛焼き状の玉を焼く。二代越後守包貞の優品である。寛文九年(1669)の年紀貴重。上等な黒呂磯草塗鞘打刀拵が付されている。2024年特別保存刀剣審査合格。
価格
3,500,000円
刀
Jul 18, 2025
商品 No.
KA-0734
銘
仙台住白龍子永繁
刃長
2尺 3寸 3分 0厘 / 70.60 cm
時代
幕末期
外装
拵付
国
陸奥国仙台
鑑定書
保存刀剣
説明
本作、仙台住白龍子藤原永繁は文久頃の仙台刀工。田代永重系十一代の田代太郎太。天保四年生まれ大正十年没(1833-1922)。十代長俊の子で白龍子と号する。田代永重初代は本国美濃で清宣門の田代久右衛門長俊で慶長頃仙台に移り以降明治に至る十一代まで続いた。本作は、鍛え地沸付く精美な小板目、刃文は帯状を呈する匂口深い太直刃。姿は小ぶり中切先で伸びやか。茎は端正な仕立てで長い生ぶ。2009年保存刀剣審査合格ながら、十分特保に相当する出来といえる。上等な黒呂青貝微塵笛巻塗鞘打刀拵が付されている。
価格
650,000円
短刀
Jul 21, 2025
商品 No.
TAN-0353
銘
盛岡住秀一作
刃長
7寸 7分 2厘 / 23.40 cm
時代
幕末期(慶応頃)
外装
拵付
国
陸奥国盛岡
鑑定書
特別保存刀剣
説明
盛岡住秀一(ひでかず)は宮川庄右衛門。文化十年(1813)二子通轟村(現花巻市)生まれ。天保十四年(1843)藩士栃内与兵衛(三百石格)に従って江戸に上り、七代石堂運寿是一の門人となって刀鎗鍛練の修業を積む。業成り嘉永五年(1852)帰途に就く。安政二年(1855)頃南部藩抱工。冶明治20年(1887)没。年紀作は嘉永二年から明治三年(1849-1890)を遺す。本作は腰部上の鎬地を削いだ変り鵜の首造り。黒石目地塗合口拵が付されている。2025年特別保存刀剣審査合格。
価格
350,000円
刀
Jul 21, 2025
商品 No.
KA-0740
銘
伯州米子住曙峯軒吉幸
裏銘
安政四年二月日
刃長
2尺 4寸 7分 2厘 / 74.90 cm
時代
国
伯耆国
鑑定書
特別保存刀剣
説明
曙峰軒吉幸(しょほうけんよしゆき)は出雲国の山崎吉広の子で米子の鍛冶清水正吉の養子となる。のち大阪に出て備前伝を学び、後年は米子に住し雲州にても造る。出雲藩工を勤め明治19年(1886)没、行年75歳。本作は2尺4寸7分半の長寸流麗な姿、地鉄小板目詰み、刃文は匂出来の互の目丁子乱れに小沸付き足入る。帽子は乱れ込んで小丸返り。茎鑢目は化粧付逆筋違鑢。曙峰軒吉幸の出来優れた傑作。本作昭和26年3月鳥取県登録で伝来が窺われる。2018年特別保存刀剣審査合格。
価格
600,000円
刀
Jul 22, 2025
商品 No.
KA-0726
銘
関善定家近則
裏銘
明治二年八月日 應江幡主需造之
刃長
2尺 3寸 5分 6厘 / 71.40 cm
時代
明治初期(1869)
外装
拵付
国
常陸国水戸
鑑定書
特別保存刀剣
説明
関善定家近則は幕末後期に水戸で活躍した直胤門。文化十二年(1815)生まれの菊池豊三郎近知。関善定派鍛冶の坂東太郎卜伝五代目を称した川村勘三郎の養子となり勘三郎の刀業を継ぎ善定近則を名乗る。近則は、日立助川海防城を訪れた大慶直胤に入門、さらに天保十四年から1年間、藩の郡方(こおりがた)の指示で江戸に出て再び直胤に師事(直胤は天保十年、嘉永四年、安政二年と計3度助川海防城に来訪した)。その後は水戸藩工として白旗山武器製作所で鍛刀に従事した。本作は明治二年(1869)、水戸藩士であろう江幡家主からの注文打で近則54歳円熟期の傑作。本作のために誂えられた上等な青貝微塵塗鞘打刀拵が付されている。「銕の意匠-水戸刀と刀装具の名品」・「茨城郷土の名刀展図録」・「百剣百話」・「わが郷土刀」所載。2012年特別保存刀剣審査合格。
価格
2,000,000円
脇指
Jul 24, 2025
商品 No.
WA-0798
銘
水戸住近知造之
裏銘
天保十二年三月日
刃長
1尺 1寸 1分 9厘 / 33.90 cm
時代
国
常陸国水戸
鑑定書
特別保存刀剣
説明
水戸住近知は菊池豊三郎近知。文化十二年(1815)水戸生まれ。五代坂東太郎卜伝(水戸家御召抱工となる濃州関善定家武蔵守吉門を改名)を称した師の川村勘三郎に男子が無く養子となり、関善定家近則に改名する。本作は近則に改名する前の天保十二年(1839)近知24歳若打ち。近知は大慶直胤が日立助川城で駐槌した際に入門し、さらに天保十四年江戸へも出て直胤に師事した(直胤は天保十年、嘉永四年、安政二年と計3度助川海防城に来訪した)。本作は直胤に師事した作刀と思われる。精美な小板目柾流れの鍛えに小沸付いて金線交じる湾れ刃文の平造り寸延び短刀。2024年12月刀剣審査で特別保存合格。
価格
450,000円
刀
Jul 24, 2025
商品 No.
KA-0738
銘
筑後久留米住祐利
裏銘
慶應三年二月日
刃長
2尺 3寸 6分 0厘 / 71.50 cm
時代
幕末期(1867年)
国
筑後国久留米
鑑定書
甲種特別貴重刀剣
説明
本作筑後久留米住祐利(すけとし)は備前の横山加賀介祐永(すけなが)門で、幕末から明治初期の久留米藩工。名君と評される十代藩主有馬頼永(よりとう)に仕えた。比較的世に知られていないが、幕末期の筑後を代表する刀工で、廃刀令により一代限りではあるが名を馳せた一人。本作、端正な本造り姿で鍛えは小板目柾流れ、刃文は中直刃。地刃共に健全。現在1981年甲種特別貴重刀剣認定書であるが特別保存刀剣相当と思料する。
価格
500,000円
短刀
Jul 25, 2025
商品 No.
TAN-0356
銘
無銘(祐定)
刃長
7寸 1分 9厘 / 21.80 cm
時代
室町後期
国
備前国
鑑定書
特別貴重刀剣
説明
両刃は室町時代中期以降の短刀に限られ、菖蒲造りの両方に刃があり左右均衡でないものをいう。応仁の乱(1467)以降、乱れた世相の中で作り出され当時全国的に伝播した。本作は生ぶ無銘の両刃造り短刀。作柄備前の上位両刃と窺う。茎錆は落ち着いており、おそらく祐定銘から最高名手の与三左衛門尉(祐定偽銘)を入れられ後に除去された時代の産物と推察する。昭和26年岡山県登録、昭和38年特別貴重刀剣認定書が付されている。
価格
売却済
脇指
Jul 23, 2025
商品 No.
WA-0806
銘
備前介藤原宗次
裏銘
嘉永七年八月日
刃長
1尺 4寸 9分 5厘 / 45.30 cm
時代
江戸時代後期(1854)
国
武蔵国江戸
鑑定書
特別保存刀剣
説明
固山宗次は享和三年(1803)陸奥国白河生まれ。師匠は米沢の刀工加藤綱英といわれるが実際には丁子刃を多く焼いた綱英弟の長運斎綱俊に多大な影響を受けたと思われる。初め白河藩松平家に抱えられ、文政六年(1823)松平家の伊勢転封にともない時を置いて文政十二年(1829)頃桑名に移住。天保二年(1831)頃江戸に出て鍛刀。弘化二年(1845)42歳時に備前介を受領する。新々刀期の上々作刀工で備前伝の第一人者と評される。本作は応永備前写しを念頭に置いた作であろう。宗次51歳壮年期の名品。寒山先生鞘書「備前介宗次 嘉永七年紀有之 彫物見事珍重 壱尺五寸分余有之 昭和丁未(42・1967)年初春日 寒山誌(花押)」あり。2020年特別保存刀剣審査合格。
価格
売却済
脇指
Jul 26, 2025
商品 No.
WA-0805
銘
備州長船則光
裏銘
文正二年八月日
刃長
1尺 6寸 0分 1厘 / 48.50 cm
時代
外装
拵付
国
備前国
鑑定書
特別保存刀剣
説明
長船則光は初代が長光門といわれその後数代に及ぶ。本作は戦乱の時代、文正二年八月日(1467・同年3月5日応仁に改元)年紀の稀有な作。年紀と優れた出来より永享から文明頃にかけて作刀があり、則光中では最も有名で称賛された「寛正則光(五郎左衛門尉則光)」と思われる。匂出来の小丁子乱れ刃文に、小板目肌にあらわれる鮮明な乱れ映りは特筆。昭和26年3月神奈川県登録、寒山先生鞘書(昭和46壬子年・1972)、黒石目地塗半太刀風鞘脇指拵が付されている。2024年特別保存刀剣審査合格。
価格
1,250,000円